防水工事
露出している防水層の上には、トップコート(防水保護材)が塗布してありますが、やはり経年の劣化は避けることができません。
そのため、トップコートが劣化し、防水層が露出してしまうことがあります。
今まで調査をしてきた中で、ほとんど防水層としての役割を果たすことができない状態のものもありました。
これからご紹介する防水材料・工法は、どの程度既存の防水層の劣化が進行しているのか、
そして既存防水は何を使用しているのか、
その材料は撤去する必要があるのか、
または既存防水層の上に新たに施工することができるのか、など、
工事店はどの防水材を使用すれば、長持ちするのか、建物の動きなども考慮し、この建物が自分の大切な財産だとしたら、自分だったらこうする、という判断しなければなりません。
防水工事の事例
防水の工法・仕様は、それぞれの現場の状況に合わせて選択し、施工する必要があります。
ご紹介する工事写真はごく一部ですが、施工前と施工後の違いをごらんいただけます。
マンション屋上の防水工事
施工前は、防水層の表面に塗ってある保護塗料が剥がれ、亀裂が多く見られ、防水層が劣化している状態です。
アスファルト防水は、信頼度の高い優れた防水層ですが、やはり経年劣化には勝てません。
アスファル防水/トーチ工法法の施工前と施工後です。
マンションの外部廊下の防水工事
施工前は、雨漏りはしていませんでしたが、汚れ・しみが多く将来的に不安な状態でした。
FPR防水の施工前と施工後です。
屋上設備基礎部分の防水工事
施工前は、亀裂やサビ、防水層の劣化が著しい状態でした。
このような場所からも雨漏りが発生しますので、注意が必要です。
ウレタン防水の施工前と施工後です。
防水改修工事のサイクルは10年と言われていますが、例えば防水層にひび割れがあったり、膨れて切れている場合は、そのまま放置すると、補修程度では済まなくなってしまいます。
防水層に異常があった場合は、早めに手当てをすることにより、工事費用も抑えることができます。
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